ラグビーでは、しばしばボールに選手が集まってごちゃごちゃしているのが見受けられます。
これらをラックと言い、プレーが安全に継続されるように複雑なルールが設定されています。
具体的にラックについて解説していきます。
ラックとは？
ざっくり言ってしまうと、ボールを持っているプレイヤーがタックルで倒され、
その周りに人が集まってごちゃごちゃしているのがラックです。
人がごちゃごちゃしているため、どうして反則が起きたかわかりづらいです。
ラック成立条件について
タックルが起きるとボールを奪おうとするディフェンスと守ろうとするアタック側のプレイヤーが集まります。
ラックは両チームが1人以上組み合ったら成立します。
ボールキャリアの義務
ボールキャリア（ボールを持っている人）はタックルをされ、地面に倒れたらボールを離さなければなりません。
ボールを離したいのに、ボールを離させなかった場合、反則となります。
離させないようにするプレーをジャッカルといいます。
ボールを離せなかった反則を「ノットリリースザボール」といいます。
ジャッカルについては…
タックラーの義務
タックラーはタックルをし、倒したらボールキャリアを離さなければなりません。
ボールキャリアやボールを離さずにつかみ続けているとホールディングの反則となります。
また、タックルをして倒れた場合、ボールに手をかけてはいけません。
倒れていない選手はボールに働きかけるのはOKです。
ラック中のルール
ラックが成立するとラック参加プレイヤーは手を使ってはいけません。
ボールを取りたいがあまり、ラック成立後に手を使ってしまうとハンドの反則となります。
ラックのルールは複雑！
ラックとは、このようにさまざまな反則があり、すべて理解するのは苦労します。
とりあえずノットリリースザボール、ノットロールアウェイ、ハンド、ホールディングあたりを理解しておけば、観戦しやすくなるかと思います。
以上、ラックについてでした！